竹灯り制作ブログ〜バンブーライト〜へようこそ
竹灯り制作ブログに、ご来場ありがとうございます!!
でも今回は竹灯りじゃなくて、子供の頃に作って遊んだ、竹で作る弓の作り方を書いていきます!
子供と作る竹弓
これから作り方を書く竹弓は、『アーチェリーや弓道の弓のように長距離を飛ばせる!』みたいな本格的な弓じゃないですが、子供と一緒に簡単に作れて遊びで使える程度の物だけど、それでも5m以上は飛ばせるので結構楽しいですよ!
竹弓用の竹を準備しよう!
長さは大体自分の身長の3/4くらいが目安で、長くても150cmくらいの長さで十分です。
太さは1.5ℓのペットボトルくらいある竹が良いですね。
小学生の子供なら1m〜1m20cmもあれば十分じゃないかな
理想は下画像の青竹よりも、乾燥させた白竹の方が良いけど、そこまで本格的な弓を作る訳じゃないので青竹で充分です。
竹弓に向いてない竹
物干し竿みたいな細い竹なら、半分に割るだけで済むんなじゃないの?と思われそうですが、半分に割ったかまぼこ型だと固すぎて、ほとんどしならなかったりします。
じゃあそこから更に半分に割ったら?となると今度は竹が細くなりすぎて、反発力が損なわれてしまいます。
太めの竹なら弓用に2〜3本切り出して、あとは矢用にということができます。
あとは、節の部分で急に曲がってる竹もあったりするので、できるだけ真っ直ぐな竹を使って欲しいです。
竹を割ろう!
上画像のようにセンターを決めて、ナタを木づちやトンカチで叩きながら少しずつ割って行きましょう。
一気に割りすぎると、スジがあっても変な割れ方します。
写真は撮らなかったけど、自分がそうなりました(^_^;)
ナタがなければ、時間が掛かるけどノコギリでもOK!
むしろノコギリの方が綺麗に仕上がるから、綺麗に作りたいって人はノコギリ推奨
弓を作る際の横幅と厚さの目安
弓の幅は大体3cm以内にした方がいいです。
厚さは5mm〜6mmが扱いやすいかなと
力が弱い小学校低学年の子供は、手の大きさも考えると幅2cm以内くらいですかね
横幅が広いと反発力は強くなるけど、この記事を書くために20数年ぶりに作った最初の竹弓の幅が4.5cmくらいだったんですが、紐を付けて普通に引っ張ってたらパーンと割れてしまいました。
作り直した弓は、2.8cmです。
遊び程度で使うものなので、厳格に幅を計って作らなくていーんです。
節の内側を削ろう
見た目の問題なので、必ずしも上画像みたいに彫刻刀を使ってまで綺麗に取る必要はないけど、気になったら取ってね!程度です ハイ
ですが、割ったばかりで大きく突き出た部分は絶対取ってくださいね 普通に尖ってて危ないです。
ヤスリ掛けしよう!
これは絶対にして下さい!
割っただけでヤスリ掛けしてない竹の角は、かなり鋭利で普通に指が切れますし、ササクレも多くあったりするので指に刺さります。
ホームセンターに紙ヤスリなら100円もしないものが売ってるので、早く削ろうと思ったら、粒度100くらいの粗めのヤスリが早く削れるよ( ^ω^ )
削った節部分も削っておきましょう。
ヤスリ掛けしないとどうなるの?
上に書いた通り怪我します。
特に子供の柔肌なら、カッターで切ったような傷になりかねないので、面倒でも丁寧にヤスリ掛けして下さい。
紐を通す穴を空けよう
弓なので紐を付けなければ意味がありません。
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穴を空けるならドリルがあれば楽ですね
空ける穴の大きさは、5mm以下でOK!
穴を空ける道具がない場合
ドリルなんてどこの家庭にもあるわけないし、もちろん錐(キリ)とか千枚通しもあるとは限らないので、違う方法を教えますね。
両端の先から横の部分、約1.5cm〜2cmあたりを下画像のように切ると、紐が固定しやすくなります。
紐を通そう!
こんな感じです。
たこ紐だと細すぎるので、2mm〜3mm程度の紐が理想ですね
たこ紐しかない場合は、三つ編みにしてやれば十分な強度と太さを確保出来るんじゃないかなと思います。
三つ編みの方法
女性なら問題なく三つ編みはできると思いますが、男性だと「三つ編みなんかやったことないぞ」ていう方もいると思うので、分かりやすく赤・青・黄の紐で、三つ編みのやり方を書いてみますね。
1.真ん中の赤い紐に黄色の紐をかけます。(逆の青からでもOK)
2.真ん中に来た黄色い紐に青色の紐をかけます。
3.真ん中に来た青色の紐に赤の紐をかけます。
4.【1.2.3.】を繰り返すとこうなります。
真ん中に来ている紐に、左右の紐を交互にかけていくだけなので、なれると見ずにできるようになりますよ。
紐の結び方
弓の両端の紐の結び方は、釣り糸のループクリンチノットという結び方をしてます。
少し難しいかもしれませんが、結び方のリンクを貼っておくので参考にして欲しいです。
ループクリンチノットのやり方
切り込みを入れた竹に紐をくくる
穴ではなくて切り込みを入れた場合は、切った部分に紐を3〜4周巻きつけてくくってやれば、弓を引き絞った際にずれなくなります。
矢を作ろう!
弓を作っても竹が余ると思うので、余った竹で矢も作ってしまいましょう!
矢の長さは、作った弓の2/3くらいの長さが丁度いいですね。
矢が太すぎると重くて飛びにくくなるので、太さは1cm未満が理想です。
上画像の矢は一番太い部分でも7mm程度
ひもに掛かりやすいように、ひもに掛ける部分には溝を付けましょう。
矢の方もヤスリ掛けを忘れないように!
削ってない矢を射った瞬間、指をスッパーンと切ることになりますからね。
竹弓完成!!
持つ辺りに紐を巻き付けてるけど、これはただの飾りでつけてみただけなので割愛しますね。
最後の注意点
今回紹介した竹弓はおもちゃ程度のものですが、子供が勝手に持ち出して一人で使ってると、どうしても悪気なく人や動物に向けて射つこともあり得ますし、万が一、人に向けて射ってしまった矢が目に当たる、なんて事も絶対無いとは言い切れないので、しまう時は子供の手の届かない場所にしまって下さいね。
それでは最後まで見て頂き ありがとうございました